琥珀色に輝くおいしさのしずく「しろしょうゆ」。
しろしょうゆは、豆みそ・たまりしょうゆとともに特産の調味料として愛知で愛され続けています。その淡く美しい琥珀色、ほんのりとした甘み、新鮮でゆたかな香りは今も全国の料亭などで珍重されています。
ご家庭でもしろしょうゆを使うと、茶わん蒸しやお吸い物、漬け物などの色をつけずに風味をつけたいお料理が、たいへん美しく仕上がります。
これが愛知のしろしょうゆの印です。
愛知のしろしょうゆは、今や全国で使われています。その伝統を守り、次世代に伝えていきたいという気持ちを込めたマークです。
しろしょうゆの特長
知れば知るほどおいしさ広がる、しろしょうゆ。
しろしょうゆのはじまりは江戸時代の後期頃、愛知県で生まれたといわれています。風味はもちろん仕上がりの美しさも楽しめます。
ほんのり甘い、しろしょうゆ。
しょうゆの甘みは、小麦のでんぷんが熟成中にブドウ糖に変化して生まれます。小麦が主原料のしろしょうゆは、ほんのりと甘くておいしいのです。
しろしょうゆ、その白さのひみつ。
ふつうのしょうゆが大豆と小麦を半々の割合でつくられているのに対して、しろしょうゆは原料のほとんどが小麦というとても珍しいしょうゆです。しょうゆと比べて、色が淡く、ほんのりと甘い味わいです。
その淡い色を守るため、製造工程で加熱処理を行わないことも特長のひとつです。そのため、発酵のもととなる酵母が生きたままの状態で瓶づめされます。
うすくちしょうゆとの違いは?
うすくちしょうゆの色のひみつは、発酵と熟成をゆるやかにする塩を一般的なこいくちしょうゆよりも約1割多く使用し、色や香りをおさえていることです。どちらも色はうすいけれど、しろしょうゆは塩分が少なく香りも味わいも違います。
しろしょうゆを使ってつくられる「白だし」。
よく使われる言葉「白だし」は愛知発祥のしろしょうゆに、昆布や鰹節などから取っただしやみりんを加えたものです。手軽で料理に使いやすいことから、茶わん蒸しをはじめ幅広く使われています。
よく使われる言葉「白だし」は愛知発祥のしろしょうゆに、昆布や鰹節などから取っただしやみりんを加えたものです。手軽で料理に使いやすいことから、茶わん蒸しをはじめ幅広く使われています。
しろしょうゆができるまで
淡く美しい琥珀色のしょうゆを生み出すために。
美しい色にも、味わいにも妥協することなくつくられるしろしょうゆ。温度や熟成期間、火入れをしないなど、こだわりの製法で大切につくられています。
1. 精白
小麦の皮をむき、精白します。
2. 妙り
大豆を炒り、皮をむきます。
3. 蒸し
蒸気で小麦と大豆をやわらかく蒸し上げ、冷まします。
4. こうじづくり
種こうじと混ぜ合わせ、こうじをつくります。
5. 仕込み
こうじと塩と水を混ぜ合わせます。
6. 熟成
おいしいしろしょうゆができるまでねかせます。
7. 生引(きびき)
もろみからしろしょうゆを引き出します。
8. 完成
しろしょうゆの完成です。
組合企業のご紹介
愛知はしろしょうゆのふるさとです。
愛知でしろしょうゆをつくる企業をご紹介しています。以下リンク先よりご覧ください。